姫路の革工場に行き・西はりま天文台に宿泊した話。【天体観測編】

前回は革工場を見学した話を書いた。

今回は後半として、西はりま天文台に行った話を書こうと思う。

 

西はりま天文台。 

詳細は公式HPが充実しているので、そこで確認してほしい。

今回の訪問の目的は都会から離れた土地での宿泊、日本最大の天体望遠鏡での星空観賞・夜間の星空撮影、この3つである。

一つ目の宿泊場所については割愛するとして、残りの2つをピックアップして書いていきたいと思う。

ちなみに宿泊はロッジに。(安い!!)

 

天体望遠鏡・『なゆた』での天体観測

 

公式HPでも大々と宣伝されているが、西はりま天文台の最大の売りは、日本最大の天体望遠鏡・『なゆた』があることである。

更に私のような一般人でも、宿泊さえすれば(場合によっては宿泊者以外も)天体に関する大まかな講義の後、『なゆた』を使って天体観測ができるのである。

実は私は個人でも天体望遠鏡を保有*1しているのだが、それと比較してどの程度違うのか、というのを確認することも楽しみの一つであった。

 

 

結論から言うと、惑星がはっきり見えることを期待していた自分としては物足りない点はあったものの、非常にはっきりと星を確認することができ愉しむことができた。

また、観測時にも研究員の方から丁寧な説明を頂いたのだが、その後にも同じ会に参加していた方(大学講師)*2と話していたところ、施設が貸し出している上級者用の天体望遠鏡の使い方をレクチャーしていただき非常に貴重な体験を得た。

 

 ※『なゆた』の天体観測中の写真f:id:hideo89:20160311200254j:plain

 

◆夜間の星空撮影

この1年ですっかり趣味となった旅先での写真撮影。

せっかく星がきれいに見える場所とあって、夜間撮影を友人とともに楽しみました。

撮影した写真は以下の通り。いわゆる「撮って出し」ではないけれども、非常にうまく撮影・加工ができたと思っている。(あくまで自己満ですが)

 ちなみにカメラは今年になってからの相棒、Nikon D7200。まだまだそのスペックを使いこなせていないので、修行が必要。

 

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それにしてもこの季節の星空撮影は、やはりまだ寒い。

もう少し暖かくなってから、色々な土地に足を運んでみたいと思う。(寒い方がきれいな絵が撮れるのはあるのだけど)

 

以上、前編・後編に分けて書いてみたが、今回の旅行の概要である。

前々から行きたかった革工場に行けたことが大きな経験となったが、それ以外の収穫もあった旅行である。

今回のような貴重な経験を基に趣味を深めていけたら人生はより豊かになると考えているので、これから先も変わらず積極的にさまざまな体験を経ていきたいと思う。

 

それでは、今日はこの辺で。

この3連休のスタートは、先日買ったJUJUのBlu-rayを聴きながら過ごそうと思う。

 

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*1:アトラス60という、初級~中級者用の天体望遠鏡。 

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*2:この道40年近くのアマプロの方でした。高齢とは思えぬエネルギーは星から来るのかも。

姫路の革工場に行き・西はりま天文台に宿泊した話。【工場見学編】

タイトルの通り、1泊2日で関西圏へ旅行をしてきた。

姫路の革工場へ工場見学に、そしてその足で播磨の西播磨天文台天体観測に。

 

まずは写真にて全体を紹介するが、それぞれが非常に貴重な経験となった。

こうした体験を月一程度でできれば嬉しいと思うので、スケジュールを調整しながら今年の目標として考えたい。

 

◆姫路の革工場見学。

 写真は、工場に隣接されたギャラリー。(革業界では有名とも)

 素敵なブティックショップにも見えるが、総てが"革"の陳列となっている。

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西はりま天文台の夜の風景。

 深夜1時~2時ごろに撮影。

 寒い中撮影した甲斐があったが、もう少しどん欲に星空を撮影していきたい。

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という訳で、今回は革工場見学について書こうと思う。

そもそも革工場見学をしようと思い立ったきっかけだが、私が革製品に興味を抱いたことがきっかけとなる。

なぜ革製品に興味を抱いたかというと、社会人となりスーツを着ている時間が普段着のそれよりも長くなったことを受け色々と調べていた結果、一つの終着点として革靴に興味を抱くこととなった。そこから更に勉強していったところ、結果的に革製品全体に興味が推移していった、という次第である。

 

革の話はまた別の機会を設けて書いておきたいが、今回はあくまで工場見学の話。

工場見学をしたいと思ったきっかけは、ひとつの雑誌との出会いだった。

タイトルは、『日本の革』

エイ出版社より年1冊で刊行されている雑誌である。

日本の革 8 (エイムック 3236)

日本の革 8 (エイムック 3236)

 

 

タイトルから分かる通り、日本の革業界を総じて紹介する雑誌なのだが、

その一つの企画に、革が作られるまでの工程が載っていた。

そこで興味を抱き、より理解を深めるために今回の工場見学に応募した、という流れである。

 

今回訪問した企業は姫路のタンナー工場となるが、そもそも日本のタンナーのうち、約7割が姫路・たつのエリアに集結しているという。

そうした革が根付いた街ということで、車を走らせて工場につくまでの間も確かにタンナー工場・や革を扱う業者の建物をいくつか確認できた。

 

肝心の工場見学中に撮影した写真については公開は控えるのだが、一つ一つの工程の現場を見ることでより理解を深めることができた。

書面では一番理解しづらかった「なめし」工程についても実物の機会が稼働しているところを見ることでどのような作業をしているのかが見えたことは非常に大きな収穫だったと思う。ご協力いただいた工場の方々に改めて感謝の意を記したい。ありがとうございました。

 

工場見学後は、隣接していたギャラリーに足を運んだ。

写真を再掲するが、種々様々な革が並んだ景色は圧巻の一言。

”良い革”について私見を交えて教えていただくこともでき、今までは単なる興味本位でしかなかった革に対して理解を深めることができたことが素直に嬉しかった。

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ここ数年、趣味を深めることを信条にしているが、ショップで売っている売り物だけではなく生産の現場を観ることでより理解が深まることを体験できた一日でした。

長い道も、一歩から。

DoCoMo版 iPhone6sを購入!

前回のエントリの結論から一転、iPhone6sを手に入れた。

正直デザイン的には5sの方が圧倒的にラグジュアリーだし、大きさ的にも5sが適切だと考えているものの、今回購入に至ったわけを記載していきたい。

 

購入したキャリアはDoCoMoである。

5年間愛用したSoftbankを抜けてのDoCoMo回帰*1したわけだけど、今回のDoCoMoMNPでのキャンペーンが手厚かった。

 

DoCoMoに入会するにあたって使用したキャンペーンは以下の通り。

端末代に対するポイントと、月額料金に対するポイントとの両方を記載していく。

 

①【端末代に対するポイント】

 下取りポイント・・・・・¥21,000

 のりかえボーナス・・・・¥10,000

 新規契約限定クーポン*2・・¥10,000

 

これらのキャンペーンに加え、ドコモからの端末代に対するサポートを併せると、

端末代は実質0円(どころかマイナス)となっていた。

そのため、月々の請求には端末代が含まれない金額となった。

 

②【月額料金に対するポイント】

 月々サポート・・・・・・・¥2,950

 ドコモにチェンジ割・・¥1,350(※12ヶ月)

 

次に月額料金だが、上記の金額通り、

1年間は¥4,300のサポートがあり、2年目からは¥2,950のサポートとなっている。

 

今回の変更に当たってSoftbankでの契約変更も検討していたが、

上記キャンペーンの黒字部分はSoftbankでは貰えないものと理解している。

そのため、今回はDoCoMoに乗り換えることを選択した。

 

ちなみに月額料金は1年目が約¥5,500程度、2年目は¥7,000程度と非常にリーズナブルな結果となった。

参考までにSoftbank時代の料金グラフ画像を添付するが、ほとんどの月で¥10,000を超えており、非常にお得感を得られる乗り換えとなった。

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また、使い慣れた5sの使用を継続することを検討したが、

前回のエントリで計算した金額は、2年間期限の割引が執行することを考慮できていなかった。

恐らく月額¥8,000程度となるはずなので、今回変更した方が安くなる、という訳だ。

 

 

非常に簡潔に記載したため、抜けている箇所があるかもしれないが、

大枠は以上のような経緯のもとでiPhoneを更新することにした。

あくまで月額料金を下げることが目的の今回の機種変更であるが、料金体系など今後も節約できる方法があるかどうかは定期的に点検していきたい。

 

*1:学生時代は一貫してDoCoMo派でした

*2:他サイトで紹介されたやり方を基に入手

iPhone6sを購入すべきか考える

"Hey Siri, give us a hint."

 

というわけで、9月9日にフタを開けてみるとiPhone6sが発表された。

3GS→4S→5S と3代続けてiPhoneを乗り継いできた僕としては、今回の6sを機に機種変更をするか非常に悩んでいる。

これまでは悩まず即決で、次世代機に乗り継いできた僕だけれども、社会人になりお金の使い方に少しづつ気を遣い始めてきた今としては非常に悩ましいトピックになっている。

 

現在のキャリアはSoftbankを使っているが、これから先の選択肢としては3つあると考えている。

1つはSoftbank5sをこのまま使い続ける。

2つはSoftbank版6sに乗り換える。

3つはDoCoMo版6sに乗り換える。(MNP

 

この3つが僕の選択肢としてあるのだけれど、やはり一番ネックとなるのは値段である。

値段をどうシミュレーションすればよいかを考えていた時に、こんなサイトを見つけた。

 

mobilelaby.com

 

このサイトはiPhone6sを買う際のキャンペーン等も組み込んでいる非常に有難いサイトになるのだけれど、これで僕の選択肢2,3はシュミレーションできる。

64GBを購入するつもりなので、2年間の総額でそれぞれ以下の金額となった。

2.Softbank版6s:¥194,760 (月額:¥8,115)

3.DoCoMo版6s:¥173,352 (月額:¥7,223)

 

なお、上記金額はオプションを含んでいないため、参考価格になることは念頭に置く必要があると思うが、おおよその金額は把握できる。

 

そこで1.の5sをそのまま使い続けたときの金額だが、現在のプランをそのまま使うことを踏まえたうえで算出すると、おおよそ以下の金額となった。

1.Softbank版5s:¥120,000 (月額:¥5,000)

 

恐らく、再査定する必要があるとは思うが、端末代が丸々無くなっている金額になるため大きくは変わらないと思う。

 

この金額を踏まえると、6sに乗り換えるメリットはあまりないように感じる。

あまった5万円~7万円は旅行代等の趣味に使った方が自分の為になる気もするので、今回は見送り、2年後の7sに期待するのが吉かもしれない。

 

なお、2年契約の現行iPhoneの更新月は11月なので、その時に改めてキャンペーン等を踏まえたうえで考えてみたいと思う。

お盆中に観た映画3作品レビュー

お盆も最終日になり明日に仕事を控える身としては何とも言えない悲哀を抱えているのだけれど、このお盆期間中に観た映画(映画館)を簡単にレビューすることで少しばかりの現実逃避としたい。

 

◆バケモノの子


「バケモノの子」予告 - YouTube

 

一作目はバケモノの子。

細田作品はここのところサマーウォーズ・オオカミこども~に続き観ているが、本作は少し内容を盛り込みすぎて、特に後半部分において一つ一つのストーリーへの言及が薄いように感じた。完成度が高かったサマーウォーズに比べると特に強く感じる。*1

 

師弟関係がテーマなのだから、それを軸に深めていけばよいと思うのだけれど、途中で恋愛関係・親子関係を絡ませようとするから変に薄いと感じてしまったのかもしれない。前半部分はクマテツとキュウタの師弟関係のみを描いていた反面、後半部分では蓮(キュウタ)と楓の恋愛関係をメインに起きつつもサブでは親子関係、師弟関係を描いていたが、取捨選択をするのであれば、親子関係は思い切って切り離してもよかったのでは?と思わなくもない。

このあたり、興行的な観点から広い観客層を意識したのかもしれないけど、個人的な感想を言えばもう少し深く切り込んでほしかったと思う。

 

話は変わるが、最近の映画で恋愛が絡んでいない映画を最近は全く見ていない気がする。特に邦画。アメコミ映画でも恋愛シーンが盛り込まれていたし、現代映画においては盛り込むことが必須のテーマなのかもしれない。(それとも、昔から?)

 

◆アベンジャーズ~age of Ultron~


映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』予告編 - YouTube

 

非常に楽しみにしていたアベンジャーズの続編映画だが、非常にダイナミックで楽しめた反面、期待以上のものではなかったなという印象だった。

やはりその人気からかアイアンマンが主役を張っているのだが、どうしても演出が想定内になってしまっており、前作で見たような空中での変身(?)シーンのようなワクワクするような見せ場が無かったのは残念。*2

前作に比べてトーンダウン(もしくは同等)してしまった今回を踏まえて、次回作をどのように作っていくのかに期待したい。

 

◆Child 44


Child 44 Official Trailer #1 (2015) - Tom Hardy, Gary ...

何年か前の"このミス大賞"を取った作品の映画化作品。同タイトルの原作は僕としても非常に好きな作品のため、珍しく複数回読み直した作品でもある。

そのため今回の映画化の話を聞いて、リドリースコット*3がどのように仕上げるのかを非常に楽しみに思いながら観に行ったのだが、作品全体として分の脳内イメージ通りの作品となっていて嬉しかった一方で想定通りすぎるあまり原作から削られたシーンに対する物足りなさが生じてしまったのが残念だった。

それでも、原作と同様ソ連時代の内部統制の矛盾をスリリングに描き、作品全体を通した緊張感を持たしていた点は原作を忠実に反映していたと思うし、好きな俳優であるゲイリーオールドマンも観れた点では非常に満足している。

ちなみに原作はシリーズ化しており3部作あるのだけれど、恐らく続編の映画化は無いだろうなぁ。。

 

◆オマケ

ネットを検索していたところ、こんなMAD動画を見つけた。

当時は調べていなかったのだけれど、サマーウォーズと僕らのウォーゲームの類似性を指摘する声はやはり多々あったようだ。やはり僕らの世代のデジモン熱は強い。


【MAD】時をかけるぼくらのサマーウォーズ×Butter-fly (フル完全版) - YouTube

 

 

 

 

 

*1:サマーウォーズに関していうと、個人的に思い入れの深いデジモンの映画作品(僕らのウォーゲーム)をベースにしている分、非常に思い入れが強いということもある。

*2:確かにハルクとの戦いの中でのヴェロニカは面白かったのだが、それでも想定の範囲内だった印象が強い。。

*3:同監督(今回は”制作”だけど)の作品は、悪の法則以来2度目

「生きるとは、自分の物語をつくること」レビュー

またまた日が開いてしまったが、お盆休みで良い休暇を過ごせているのでこれを機に再開したい。

 

さて、今回のエントリは久々のレビューから。

お盆休みで9連休いただいているおかげで、今までため込んでいた本や映画と向き合える時間が増えた。そこで読んだ一冊を今回は取り上げたい。

 

生きるとは、自分の物語をつくること (新潮文庫)

生きるとは、自分の物語をつくること (新潮文庫)

 

 

少しばかり迷走していた時期に、偶然ネット経由で見つけた本で、小説家の小川さんと臨床心理学者の河合先生の対談本である。正直なところ名前をどこかで聞いたことあるような・・・といったレベルの認識であったが、小川氏は博士の愛した数式の作者であり、河合先生は心の処方箋の著者であった。対談本が出るくらいなので当然かもしれないが、両者ともに著名な方でした。

 

対談テーマはわりと曖昧なところがあったが、どうやらこの対談は、小川氏の作品、『博士の愛した数式*1に河合先生が興味を抱いて実現したようだ。そのため、対談はこの作品に対する河合先生のコメントから展開していく。 

内容は読んでからのお楽しみということで、以下では僕が気になった箇所を引用の上、コメントしていきたい。

 ※話は変わるが、前クールのドラマで堺雅人主演のDr.倫太郎*2を見ていたせいか、今回の対談のテーマがものすごくすんなりと理解できた。何事も経験しておいた方が良いと再認識できた一件。

 

 

◆器量について

(前略)

小川「その治る場に必要な、空気を、水を、先生が患者さんに供給されたということですね」

河合「それがわからないうちは、どうしても治そうと思って張り切るから疲れますね。その人のためを思って何かしようとするけれど、結果は良くないことが多い。でも、そういう時も越してこないと駄目なんでしょうね。初めから今みたいになれといっても無理で、やっぱり一生懸命治そうと思ったり、ウロチョロしたりする時が必要なんだと思います。

 若い頃、不登校の子に自転車で会いに行った時に、こんなことせんでもええ人は何もせんでええんやけど、今の僕の器量やったら仕方ない、そう思ったのを覚えています。」

※太字は筆者による

 対談の中で、河合先生は自分の力で患者を治すだけではなく、時には患者自身に気付かせることで(自分は直接的には関与せずに)治療することができるようになった、という趣旨の流れの中での発言である。

特に後半の太字部分、「経験を積めば必要ないが、今の自分のレベルでは必要」だと感じることは自分の仕事の中でも多々ある。

例えば、先輩であれば電話一本で済ませられることでも、自分であればそれほどの信頼関係・業務感覚の共有に至っていないため、担当者のデスクへ行って会話したり、その内容をメールを打ったりと、経験者と比して非常に多くのステップを踏まざるを得ないことは多い。一度、それが本当に必要なことなのかが分からなくなり、少しばかりの怠慢からステップを飛ばしてみたこともあるのだが、案の定失敗してしまった。

その経験もあり、河合先生の発言は非常にすんなりと受け入れられるものがあった。自分はまだまだ仕事を始めたばかりの身であることを自覚し、自分にあったステップを踏みながらも、より効率よくできる環境を整えられるように一歩ずつ精進していきたいと思う。

 

源氏物語の背景について

河合「いや、僕は女性だから書けたと考えています。なぜかというと、それぞれの時代にはその時代のスタンダードな物語があって、その物語は、男のためのものだったから。紫式部が『源氏』を書いた頃、男には出世していくという物語があった。(中略)女の人でも、身分の高い人には、スタンダードな物語があった。(中略)

 ところが、紫式部は身分としてそのスタンダードには乗れない立場なわけです。だけど、経済的な心配はない。財力がある、というのは大事なことです。そして平仮名がある。こういう条件の中で最初の物語ができたというのが、僕の考えなんです。あの頃は男は文章は全部漢文で書いていましたからね。」

 これは時代背景として納得いく話だったとともに、どのような条件があり、結果として源氏物語が生まれたか、という、数学的な発想が新鮮だったため印象に残っている。

その一方で、自分にとっての『物語』はどのようなものなのだろう?という問いも残る。元々、この本を手に取ったきっかけは、大げさに言うと「生きるとはなんだろう」という問いの一つの解を求めて手に取ったのだけど、変に先を見すぎてしまう自分にとっての解はまだ見いだせていなかったりする。(これが「サトリ世代」なのかもしれないが。)

 

アイデンティティーについて

河合「その次がもっとすごい。「われわれはああいうもの(ポルノ映画)を観ないという人生観の下に生きてきたんだから、東京であれパリであれ、観れば人格が崩壊する」って言うんです。すごい。」

 この話は河合先生がアメリカのプリンストン大学に行った際、学生との会話の中で出てきたようだが、西欧人(どこまでの範囲かはわからないが)は人格(アイデンティティーと読み替えてもよいと思う)を非常に厳格に持っており、自分の生き方にそぐわないものについては一切妥協を許さず切り離すようだ。(だからこそ対立が起きやすいのかもしれない。have a rispect)

上記引用箇所の後の対談でもあるが、日本人は西欧人のそれとは大きく異なり、曖昧な生き方をしているように思う。現時点では国内マーケットを相手に仕事をしているが、いつか海外に出ていった際には接し方等々について非常に気を付けていこうと思った一節。*3

 

簡潔なレビューになるが、こんなところで締めとしたい。

何かで読んだのだが、多筆で知られる作者先生に対し、「それほど速く・継続して書けるコツは何なのですか?」という質問をしたところ、「そもそも自分は良いものなんか書けないので、変にこだわりを持って作品を練り上げるのではなく、さっさと書いてしまうのである」という返答だったとのことだ。

僕も変に完璧主義にならず、曖昧ながらも取組むのが継続のコツなのかもしれないと思う今日この頃である。

*1:この本は読んでいないものの、映画は観たことがあったので、そういう点でも対談の内容にすんなりとついていけたのかもしれない。

*2:Dr.倫太郎のドラマの内容をザックリいうと、臨床医師の堺雅人が様々な患者を治療していく話だった。ザックリいうとこうなるが、おすすめのドラマである。

*3:自分をふり返ってみると、特に曖昧にしてしまう性格である。特に時間管理についてはめっぽう駄目だったが、最近では少しずつ改善の兆しが出てきているため、このまま継続していきたい。

”旅行”を深める

やや、というよりもだいぶ日が空いてしまった。

こうも空くと以前書いていたものがどういったものだったか、自分が何を書けばいいのかが分からなくなるのだけど、空いてしまったものは仕方ないし、このまま更新を止めるのも何となく当初の目的を考えると中途半端に終わってしまうので嫌だ。

誰に強要されるわけでもないのだから、自分のペースで更新を続けていこうと思う。

 

と、いうわけで、今回のエントリでは、趣味の旅行について書いていこうと思う。

 

ここ半年、月一回ペースで旅行することが趣味の一つとなっている。

 

年の初めに定めた今年のテーマはズバリ、”日本”である。

テーマ選定の背景はさておき、今年はメインなところで以下の土地に足を(ほとんど車を)運んだ。

旅行順に、

  • 北海道(札幌&函館)
  • 兵庫県有馬温泉ほか)
  • 四国(香川・徳島・高知・愛媛)
  • 広島(尾道・宮島)
  • 鳥取
  • 大阪(星野ブランコ)
  • 奈良(曽爾高原)
  • 和歌山(高野山

ざっとこんなところである。

 

ふり返ってみると我ながら多くの土地に足を運んでいるのだが、この趣味をもう少しばかり深めていきたいと思っている。

というのも、自分の旅行をふり返ったときに、有名どころを名前だけで選んでいるところがあり、ミーハー旅行のそれ以上のものになっていない気がしているのである。場所さえ決めてしまったら、あとは宿泊場所を決めて、とりあえず観光ガイドに載っているプランで移動するetc...など、ほとんどが作業になっている。

旅行自体でも平日の疲れを癒す目的があるのだけれども、もう少しばかり欲張って、中身の濃い旅行としたい。

 

中身の濃い旅行を作るためには何が必要か?と考えたけど、事前にできる範囲内では、下知らべを入念にする、という方法が一番に思いつく。(もちろん旅行の感動を壊さない範囲内で、というのは大前提だけど。)

ガイドブックで興味あるところを重点的に調べたり、他の人の旅行記を参考に自分のプランを詳細に組み立ててみたり。

旅行前であれ旅行後であれ、テーマを定めることができれば楽しいと思う。

 

話が散漫になったけど、詰まるところ、もう少し旅行と向き合う時間を深く持って、旅行の目的を強く考えていきたいと思う。

それをアウトプットする場所としては、このブログからは独立した旅行記を書こうかなぁと思う。

それを書くことで自分の下準備にもなるし、ふり返るきっかけにもなるし、ネット上に載せることで、副次的には旅行仲間のようなものが出来ればうれしいし。

(特に最近、仕事においてもふり返りの機会を持つ重要性を認識している。)

 

そこでどこのサイトで旅行記を作るかだけど、今のところアメブロを想定している。

完成したら載せようと思うので、興味があれば、是非。

 

【後記】

 実は今日、愛車にドライブレコーダーを搭載したので、旅の記録について考えていたのである。

買ったのはちょいとブサイクな形だけどGPS付きということでログも追えるし、旅行記の助けになってくれればと思う。